2013/06/30
恐怖体験

ジャンルはサイコホラー。
pnishさんプロデュース。
作・演出は浅沼晋太郎さん。
前評判が凄かったので、普段芝居を観に行くときには必要ない、『覚悟』を胸に抱えて六本木へ。
と、いうのも、
怖すぎる、ずっとハンカチを握りしめていた…
Twitterでそんなツイートがあった。。。だけでなく!
観劇中に、耐えきれず途中退場をするお客さんが、初日から5人もいたらしくΣ(゜□゜;)
どんだけ怖いのと!!
去年ナイリビで共演した、岡林史泰さん、後藤麻衣さん、西墻由香さん、私の4人で行ったのですが、みんな怖がり。
そんな中、不安になりつつも、『絶対最後まで観てやる!』と意気込んでいました。
そして始まる本番。
内容については公演中のため伏せますが、
なんとわたくし。始まって40分で、恐怖とあまりのリアリティ、生々しさに、脂汗が止まらなくなり、ふらふらしてきて意識が朦朧としてきてしまい…。
それでもなんとか、気のせいと言い聞かせて観続けようと思ったのですが、
どうにもできなくなってきてしまったため、まさかの、途中退場トップバッターに…(/_;)
これは、観ていて嫌な気持ちになったというわけでは決してありません!
むしろ、物語はエンジンがかかり始めたタイミングで、続きはめちゃめちゃ気になっていて…。
だけど、どうにも私のハートというか、神経の弱さというか。。
創り手の皆さんに申し訳ない気持ちでいっぱいですm(_ _)m
でも、それくらいすごかった。
うまく言えないのですが、
まるで、事件に巻き込まれた感覚をリアルに味わった…という感じでしょうか。
だから、すごくショックを受けたし、観終わった後、お客さんがみんな、脱力しているというか、なかなか現実に帰ってこられていない雰囲気が…漂いまくっていました( ̄□ ̄;)
明るい芝居ではないし、怖い映画を観て、『いやー!怖かったよねー!』なんて、はしゃげる感じではない。
だけど、劇場を出た後は、街も人も、自分自身にさえも…なんだか、恐怖を感じてしまう。
そんな作品でした。
観終わった後、気持ちが暗くなる芝居なんて嫌だー!と思う人もいるかもしれません。
ですが、今回心底思ったこと。
楽しかった!元気になった!
そんな気持ちにさせるだけが芝居の役割じゃない。
辛くても。衝撃的でも。
観た人の心に何かを残し、その何かがその人の意識を変えたり、考えの視点を変えたりできる。
もちろん、そんな芝居を創ることは大きな挑戦だし、創る側も、ネガティブなエネルギーに引っ張られたり、いろいろあるのかもしれない。
でも、明るくて元気な作品では絶対に与えられないインパクトと、きっかけを、私達受け取り手に届けてくれるのだとも思いました。
…ほんと、すごかった。
今日感じたこの衝撃は、多分一生忘れられない。
出演者、関係者の皆様、本当にありがとうございました!!!
もっとハートが強くなるよう頑張ります(;´A`)!チクショー!!!
あ。でも!
衝撃を受けた作品ではありましたが、
いつも頭の片隅にまとわりつく、様々なストレス、どうしようもなく頭を抱える出来事、不安や悩み…。
ぜーんぶ忘れてました!!(笑)
忘れたっていうか、『いやいや今はどうでもいい…』って気持ちになったというか!
これは何気にすごいことですね!
終わった後、みんなでうどん屋『つるとんたん』へ!
六本木で感想しゃべってると、ソワレを観に行く人が街なかでうっかりネタバレ聞かされちゃった…ってなことがないよう、新宿まで移動!
つるとんたん久しぶり!
あの大きい器が、うどんの美味しさを更に引き立てているねえ!!
しかし、みんなで行って良かったヽ(´ー`)ノ

